ZAURUSでムービー鑑賞

640x480(VGA)が表示可能な高精細な画面、mpeg4デコード可能なハードウェア、容量4Gのマイクロドライブが使用可能、ということでzaurusでムービー鑑賞をしています。
今のところ見たのはBPSカウボーイビバッププラネテス新ゲッターロボ仮面ライダー龍騎、MS08小隊、といったかんじで(まだ最後まで鑑賞し終わってないものもありますが)、今まで見ようと思っていて溜めたままになっていた動画ライブラリを順調に消化しています。

鑑賞における最大の問題はムービーの画質です。zaurusの処理能力で鑑賞可能な形式(mpeg4)とレベル(320x240,15fps)に再エンコードするのですが、そのさいかなり劣化してしまいます。具体的にはブロックノイズまみれになります。
劣化の仕方は動画独特のもので、動きがあるほど劣化します(止め絵の顔アップとかは奇麗ですが、合体シーンやキャラが激しい動きをするシーンよりも、背景だけが動いて手前のキャラが止まってるとき(背景で帯域を使い切って手前のキャラをきちんと描写できずにキャラが崩れまくります)のほうが気になります。具体的には、OP/EDのクレジットとかすごい読みづらいです。
他にも金網のような細かいパターンが苦手だったりと、意外な所で映像を「帯域」で制限する際に生じる問題を認識させられます。
そういえば赤い色でノイズ発生が特に顕著だったりしますが、これってビデオテープの物理特性かなーとなんとなく思っていたんですが、データでも同じ現象が起きるってことは違うんですかね。

もうひとつの問題は鑑賞環境です。電車だと騒音が大きくてセリフが聞き取りづらかったり、人の目があるので萌えシーンは鑑賞しづらかったり(気にし過ぎ?(笑))、目的駅の到着で鑑賞を中断せざるをえなかったり(30分以上の動画には向きません)と、向く/向かないコンテンツの種類があります。
インプレスの後藤氏のポータブルムービープレイヤーの記事に詳しいレビューがありますがそれとおおむね同じ印象で、アニメ番組というのは向いているコンテンツであろうと思います。

…というわけで通勤電車で鑑賞しています。うう、本当は電車では寝たい…!