りなざうでひぐらし・プラットフォーム関係

以前 zaurus で痕をプレイしようとしたところ、PC98エミュが重すぎてプレイ不能だったことがありました。ですので PC98の頃以降のゲームは例え動いても快適にプレイするにはほど遠いパフォーマンスなんじゃ…そう思っていた時期が俺にもありました。

ひぐらしのなく頃に」はフリーのノベルゲーム実行エンジン「NScripter」(TYPE-MOONねこねこソフトオーガストと同人商業問わずあらゆるメーカーで採用されています)上で動きます。この NScripterスクリプトを独自に解釈、実行できる互換プラットフォーム「ONScripter」が、linuxMac OS X、果てはドリームキャストとあらゆる OS へと移植されていまして(実際は使用されている共通ライブラリが移植されているわけですが)、zaurus版も存在しています。

つまりエミュレーターではなく互換プラットフォーム上で動くわけで、ちゃんとプレイ可能な速度で動作してくれます。
とはいえパフォーマンス面で無理をしてそうな局面がいくつかあって、処理能力的に負荷が高そうなところ(画面のスクロールや半透明処理)や、メモリ転送的に負荷が高そうなところ(複数の仮想画面操作や巨大な音声ファイルの操作等)が露骨に重いです。
例えばゲーム起動直後、モーションブラー的効果を伴ってスクロールしてくるレナの表示がとても遅いうえに必ずメモリ不足ダイアログが表示されます。おそらくメモリ上のバッファで人物の画像を半透明に幾重にも重ね、かつスクロールさせているのではないかと思います。他にも TIPS 一覧画面が重いですが、おそらく一覧表示画像のロールオーバーオン/オフ用の画面を作成、縮小処理をして、そのうえでさらにメモリ上に保持しているからだと思います。
メモリのスワップ領域をSDカード上に作成していることもメモリパフォーマンス低下の一因であると思います。もしかして SL-C3000 の内臓HDDなら多少改善されるのかな…。

あとメニュー選択時の音等、一部の文章中の効果音が再生されません。これは…自分のマシン固有の現象なのでしょうか、それとも zaurus 版の不具合なのでしょうか…。